10/31/2010

事業仕分けを仕分けよ

 事業仕分けの三回目で気がついたようだが、過去二回の仕分け結果「廃止」にもかかわらず、「ゾンビ」のように別の形で復活したのは、民主党内閣の各省政務三役の仕業だ。その意味では、仕分けの中心蓮舫大臣が農水省筒井副大臣を相手にせず、官僚答弁を求めたのはお笑いだった。事業仕分けを確実なものにするためには、「政治主導」で政治家同士の議論にすべきだったのだ。特別会計の廃止の判定が出たが、それには法律改正が必要なことからは、与野党議員が参加するようにしないと二度手間になる。それが国会という場なのではないか?もともとは国権の最高機関の国会で仕分け、すなわちチェックするのが国政の趣旨だ。特別会計についての審議を怠けていたにすぎない。それをパフォーマンスのために権限のない民間人まで入れてやるのは無駄で、それこそ事業仕分けそのものを仕分けてほしい。

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