11/08/2009

権力という政治家の学校

 昔、社民党の党首村山富市氏は自社政権の首相に就くことによって自衛隊、日米安保合憲の現実的政策に転換した。権力に就いて、それらを学んだと言える。
 いま民主党鳩山政権も官房機密費を秘密にしなければならない理由を初めて知った。能力ある官僚OBの採用は天下り斡旋とは言えない、と転換した。野党時代は単に攻撃していたものが、守る側に回って現実的になった。
 11/13の参議院予算委員会で脇議員の緑のダムに関する質問に(追いつめられて)、鳩山首相も前原国交相も緑のダムの効果はあいまいなもので、治利水上の計画に盛り込むだけの科学的根拠はない、と答弁した。攻撃する野党の立場では緑のダムなどあらゆる手段を用いたが、治利水の責任者となれば、そんないい加減なことでは出来ないことを日本中に明らかにしたのだ。
 民主党は二大政党の一翼だから、今回勉強して、次に下野するときは現実的政党に脱皮するだろう。社民党、共産党他は経験をとる可能性が皆無だから、何でも言えばよい。

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