7/29/2009

ばらまきのルール

 自・民の与野党はばらまき合戦をエスカレートさせ、まさに究極のばらまき状態だ。自民党のマニフェストがまだなので、予想したうえでの論議だが。
 ばらまきにはカネが要る。カネの総量は一定だから、ゼロサムにするためには、誰かが損をしなければならない。民主党のばらまきのひとつ、子供手当からの損は独身者と現役の一人所得・子なし家庭になるが、「社会で子供を育てる」意味で理解を求めている。
 損を押しつける対象(階層、社会グループ)は全体からの割合が小率でなければならない。そうでないと票が集まらない。それらは、金持ちグループ、公務員グループだ。後者は損を押しつける以外に、社会的におとしめるという方法も票につながる。
 しかし、今までの日本では、以上のルールが勝ったためしがない。多数派も少数派をいじめるのはおかしいという矜持は持っているのだろう。今回はどうなるか、自・民ともよく考えて欲しい。

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