7/22/2009

小選挙区制は第三の政党以下をなくす制度

 小選挙区制は二大政党の政権交代にふさわしい制度だと言われる。オセロゲームみたいに両党の当選者数が劇的に入れ替わるからだ。中間の結果に終わることは少ないという。
 でも、その典型例だった四年前の小泉首相による郵政解散・総選挙はどうだったのだろう。文痴は自民党は勝ち過ぎだったと思う。おかげで、衆参ねじれのこの二年間を乗り切ったのだが、矛盾の二年間を解決の努力もせずに延命したともいえる。勝ち過ぎだと思うのは、小泉チルドレンといわれる大勢の新人議員の存在だ。今回、その多くが落選・失業するだろう。民主党が今回、大勝すれば、同じことが起きる。二大政党どちらにも同じ人材を用意しなければならないが、これらの人たちの面倒は誰が見るのだろうか?先日の都議選の民主党新人議員も同じだ。
 日本人は単一民族だから、各選挙区毎に違う政治選択があまりなく、全国的になだれ的にどちらかの大勝となるのだろう。二大政党制とは、小選挙区制により弱小政党を存在させない、ということにすぎない、という定義通りだけにならないものか?

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