5/17/2012

尖閣衝突被疑者セン船長は日本国内にいてもらう必要があった

一昨年の九月、尖閣諸島海域で巡視船に体当たりし、いったんは逮捕された中国船のセン船長に対し検察審査会が強制起訴手続きに入っていた。裁判が成立するためには、起訴状がセン船長に届いて、那覇まで出頭することが必要だが、起訴状は中国政府が届ける仲介をしなかったので、期限が来て、裁判は中止となった。

馬鹿じゃないか。中国政府は尖閣諸島の領有を主張しているので、日本国の裁判を認めるはずもないし、セン船長に届いたとしても出頭するはずもない。日中間には被疑者引き渡し協定もない。

それらのことがわかっていて、検察審査会の制度を実施に移そうとする意味がない。世界の笑いものだ。実効あるものにするなら、被疑者を国内にとどめておく必要がある。保釈したとしても、検察審査会の対象となる可能性があるので、帰国させては駄目だ。

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