7/03/2011

老朽原発を廃止し新設原発を

 事故の起きた東電福島第一原発は日本で原発が開始されたときに設置され30年以上稼働してきたものだ。長い間使ったから必ずしも危険というわけではないが、既存不適格ということもある。現在の安全基準でチェックした場合、最善の内容にはなっていない、ということもあるだろう。
 国営で原子力発電技術の更なる開発と運営をやるべきだ。人工衛星を打ち上げる技術はJAXA(独法・宇宙航空開発研究機構)で世界に日本の技術を誇れるようになった。公的機関だからダメだということにはならない。原子力技術についても原発は商業運転化していると言っても、今回の教訓からも更に安全化の技術開発が必要だ。高速増殖炉の研究は世界の他国が断念したが、日本でできないことはないだろう。
 原発は新設であれば、現在の最新知見で建設することができる。津波の教訓から、最初からもっと高台に設置することもできる。現行のBWR(沸騰水型)に替わってPWR(加圧水型)の炉を採用すれば放射性物質の漏洩の危険は少ないという。さらには、岩盤をくりぬいた地下に原発全体を収容することもできる。新設原発の建設はとうてい無理だ、という世論になっているが、老朽化原発に比べればより安全だ。老朽原発を廃炉にして、新設原発に置き換える、ということになぜならないのか?

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