6/29/2011

絶対安全なら、被曝許容量は不要(という虚構に安住)

 原子力の平和利用として原子力発電が世界中に普及するようになって半世紀近くが過ぎた。自然災害あるいはテロなどの人為災害などによって原発事故の可能性はゼロでないはずだ。それなのに、事故時に予測される放射性物質の漏洩による人体への影響が十分検討されてこなかったのは不思議だ。
 いま、100ミリシーベルト/年以下の被曝量での人体への影響について様々な知見はあるが、ICRP(国際放射線防護委員会)で統一された見解は出てないという。だから「(わからないので、とくに子どもは)出来るだけ被曝は少なく」という非科学的な言い方しかできない。
 事故は「絶対におきない」と住民などに説明してきたウソに自身も慣れ、そのままになってきたのではないか?「絶対安全」なら被爆許容量というものは不必要だ。

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