5/09/2011

大津波警報はオオカミ少年か?

 3/11の大地震後の大津波警報で、すぐには避難しなかった人が1/3にものぼることが(生存者・・・当たり前だが)アンケートでわかった。津波による死者はほとんどが避難しなかったためと思えるので、住民のうち半数近くがすぐに避難しなかったという恐ろしい結果だ。すぐに避難しない理由として、たぶん、最近の大津波警報の出し方にあるのではないか?たとえば、昨年のチリ地震津波(2010.2.28来襲)警報では実際に避難した人が1割にも満たなかったという。文痴はそのとき津波監視課長は謝罪無用のタイトルで空振りを謝罪することはない、と書いた(2010.3.1)。
 そのときからさらに考えるに、その「空振り」が過大警報だった、いつもそうだと受け取られたら、今回の警報軽視につながったのだのではないかと危惧するようになった。なぜ過大になるのかを考えるに、役人の、なにしろ安全側に出しておけば警報者の責任になることはあるまい、とのありがちな習性からだったら恐ろしい。確実な警報~避難が大津波の場合の唯一に近い対策だからだ。
 オオカミ少年(空振りのオオカミ出現警告多発)の例にぴったりではないか?

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