4/13/2011

BSEと放射能汚染食品との共通性

 放射能汚染一次産品(野菜、魚介類など)と過去最大の関心を呼んだBSE汚染牛の輸入問題などは、いずれも食料品ということで少し過敏な対応になっている(なっていた)のではないか?どちらも汚染許容基準が曖昧だ。前者は「暫定値」(緩和値)なるものが登場。ということは今までのは科学的公平に見て厳しすぎたのか?と素人でも疑いを持ってしまう。後者は米国などからの輸入品なので、「絶対に」汚染がない、というゼロ基準になってしまった。牛肉の問題部位は排除し、かつ、20ヶ月齢以下の若牛に限る、というのだから、科学的根拠がなく厳しい、と米国などの不評を買っている。
 食品に対して可能な限り汚染を排除する、というのは、その食品をとることによるメリットと微少に残る汚染の可能性のデメリットを比較した上での選択であるべきだ。しかし、福島産あるいは米国産以外に当該食品の供給はあまたあるので、選択の対象となるより、絶対排除の対象とできるのであろう。風評により購買を控えるというのは究極の絶対排除だ。
 メリットデメリットの比較と言うより、他人の不始末による被害はびた一文も許さない、というのだろう。

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