1/28/2011

S&Pの格付けは素人の知識にも劣る

 S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が日本国債の格付けを一段階下げてAA-としたが、格付け会社がわざわざ投資家のために格付けをする意味、資格がわからない。格付けは株なら株価、国債などの証券なら時価(利回り)となってあらわれ、それは全世界の投資家による「投票」でなされている。初心家向けに教えてくれているのかもしれないが、間違いだっらそれこそ素人をだましたことになる。2008年のリーマンショックでそれ以前の格付けがすべて誤りだったことが白日の下になったのを既に忘れているみたいだ。
 格付け会社の言っていることが半分以上でも正しければ、格付け会社の社員がまずは投資をしたらよい。いまごろ億万長者になっているところだろう。
 聞くところによると、日本国債の発行残高が1,000兆円にも達し、先進国では最大の対GDP比率になるのを警告する意味で格付けを下げたらしい。そんなことは全世界の誰でも周知のことで、余計なお世話だ。むしろ、国債が巨額の残高でも利回りが史上最低(高値維持)となっている日本経済の底力の理由を知りたい。

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