漁船ごと拿捕(罰金を科)すべきではなかったのか?日韓の経済水域境界(対馬海峡付近)では侵犯の韓国漁船はそのようにしている。
領土紛争への対処の仕方は、関係国間で話し合いがつかない場合は、「現状固定」が原則で平和的な決着方法ともなっている。竹島(韓国名:独島)問題ではそのようにして、現状の実効支配は韓国のもとにある。決着ではEEZ(経済水域)の境界線は竹島がないものとして日韓の中間に引いているが、事実上日本の漁船は竹島海域には近づけない。
尖閣諸島は竹島のようには決着していないが、実効支配している日本が主権を実力で示さなければ、「領土紛争は現状で棚上げにする」という日中共同宣言にも反するし、領有権を主張する根拠が薄くなるのではないか。
中国、韓国は国民のナショナリズムが強いので、領土紛争では両政府は日本に対し強く出ざるを得ない、という事情下にある。しかし、我が国で世論が余り強硬でないからといって、上記のような原則にもとる対応は国家として許されないはずだ。
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