7/26/2010

ねじれて真の三権分立へ

 間接民主主義の堅固さは権限を委譲された三権の分立から来る。権力が集中しないことにより、より民意が反映されやすくなる。
 ただし、日本のように議院内閣制だと、三権のうち立法府と行政府の区別があいまいになる。政府提出法案が与党の圧倒的多数で無修正可決されることなどは、行政府の優位があるからではないか?行政府の各省大臣に立法府議員が就任し、機能することが政治主導というのではない。それは当たり前のことで、その政府の提案の法案が立法府できちんと議論されることが、真の政治主導なのではないか?その点、衆参で多数党のねじれが生じたことは、この立法府の機能の回復につながるので、期待したい。
 なお、マスコミは第四権力といわれる。民主党政権になって、自民党政権時代に反権力だった朝日新聞まで、時の政権に批判の手を緩めないのは、第四権力によるチェックが本物だという証明になるのではないか。

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