7/07/2010

第一の道と第三の道は同じことだ

 菅直人内閣の経済政策、第三の道の理論は大阪大学小野善康教授の経済理論からきている。その小野教授へのインタビュー記事がDIAMOND on lineのネット情報にのっている(リンクの3/3頁目が結論)。
【記事中、小野】(・・・)公共事業を行うことだろう。そうであるならば、何か政府事業を行って、給与で支払った方がいい。そうすれば、雇用と同時に設備・サービスの便益が生まれる。
【文痴】公共事業は第一の道で破綻したと言うが、「何か政府事業」の一種には違いない。
【記事中、インタビュアー】政府事業を行うのは、「第一の道」も同じだ。「第三の道」の違いは、道路建設などの公共事業ではなく、介護・医療・環境などの成長分野で政府事業を行うことか。
記事中、小野】重要なのは、誰にも成長分野など分からない、ということだ。私にも、分からない。政府にも分からない。だから、どんな分野におカネを使ってほしいのか、政治家は国民に聞くことこそが大事だ。その多数決で判断すればいい。道路が必要だという人が多ければ、道路を作ればいい。それが、民主主義というものだ。菅首相は、それは介護分野だと判断したのだろう。
【文痴】道路が必要であれば、道路公共事業が第三の道になるというのでは、第一の道の公共事業は必要でないものにカネをかけている、という無駄撲滅キャンペーンをしているに過ぎない。公共事業には乗数効果というものがある。それが回り回って、納税者に戻ってくるから、増税による消費減退にならない、増税の経済効果というものではないか。

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