7/04/2010

市長と議会の対立は制度が悪い

 名古屋市と鹿児島県阿久根市で市長と議会の対立が続いている。双方の主張の言い悪いは別にして、地方自治の二元代表制の欠点が出た。2009.1.11に文痴は「地方議会は要らない、が正しい」と書いた。
 名古屋市長の河村氏は議会が解散できない欠点を主張する。だいぶ昔にも、長野県議会と田中知事との争いがあって、同様の隘路があった。
 文痴はここで、地方議会議員は、裁判員が一般の有権者からくじで選ばれるように、市民から無作為に選んだらよいと思う(市民議会)。有職者のために議会は夜に開催し、議員報酬はなしとする。もし、市長と対立するようであれば、改選(新しい無作為メンバー)を要求できるようにする。さらには、市長の専決事項を大幅に増やし、たとえば、副市長人事などは市長の思いのままにさせたらよい。予算などの重要案件だけ市民議会に残すのだ。市民の総意と市長の立場が大幅に違うと思えば、市長は辞職し、再選挙を待てばよい。市民からのリコールも残す。監査委員の制度も重要だ。

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