2/16/2009

小泉流と田母神流(口が軽い)

 2/12の夜に小泉元首相が麻生首相の国会運営について苦言を呈した。異常なのは、直接首相に言ったのではなく、グループ議員の前でかつTVなどに向かってだったことだ。先輩総理が後輩に意見を言うことは十分あり得る。国政上あるいは自民党の重大事だからまずは内々に、というのが筋だろう。森、安倍元首相の場合はそうしているらしいが、マスコミもそれで何の問題にもしていない。漏れてくる情報のほうが価値があるのだろう。
 理由で考えられるのは、小泉氏が元首相という立場を忘れていたか、あるいは流布説の小泉劇場の2匹目のドジョウ、すなわち、元現首相による出来レースだったかである。後者は自民党絶体絶命状態を打開する秘策としてなら説明がつかないことはないが、多分前者の小泉流なのだろう。小泉さんから自民党は「何でも言える」(元首相ですら)自由・民主な政党になった(看板通り)、と理解している。
 これでは官僚トップの空幕長の口を閉じさせるのは無理だ。

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