10/15/2019

防災インフラ整備は毎年着実に


地球温暖化の適応策にもなるインフラ整備だが、今回の大災害でこれら治水事業推進ににわかに追い風になってきた。これはこれで国民の意識が日頃の防災に向かっている、ということで泉下の寺田寅彦も評価しているのではないか?

 ただ、財源が確保されてももう一つ足りないものがある。それは公共事業の執行体制だ。災害後の復旧は急ぐ必要があるが、いままで遅れていたインフラ整備を一気に挽回することまで必要だろうか?

 自然災害は毎年、ある確率をもって来襲する。今後数年間で必ず(100%)発生するとは限らない。だから、毎年地道に防災施設の整備を積み上げるという方法になるだろう。財源がより多く期待できるなら、その進捗をその分速くできる。

 原発への津波で貞観規模のものの恐れがわかったとして、いつ来襲するかわからない(わからなかった、すぐ来たのは結果論だ)ので、未来を予測できない人間は、それでも毎年津波対策を積み上げるという方法しかなかったはずだ。これもよく似たことだ。
GENDAI.ISMEDIA.JP
台風19号が、東日本に甚大な被害を与えた。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方にお見舞い申し上げる。筆者は、週末に大阪に行っていたため、12日(土)に大阪にとどまらざるを得ず、自宅のあ.....

10/14/2019

浅川で排水するしかない


ビックリしたのは、破堤した千曲川沿いが一番低いわけではない。むしろ水没した新幹線車両基地付近が比較的低地だ。その地域の排水はかの有名な浅川が引き受け、その千曲川への合流は平野の最下流部だ。

 千曲川が扇状地河川の形態をなし、最標高部を通過している(土砂堆積によりそうなった)。脱ダムされそうになった浅川も扇状地排水河川として重要だ。

10/12/2019

この40年は中国人にとっての大変化


NHK特集「シルクロード」の初回放送はS55年だそうだ。40年前の石坂浩二氏ナレーションをいま再放送している。当時が懐かしいが、映像を見るに、懐かしいのはむしろ中国人だろうと感じる。

 40年前の中国は貧しかった。鄧小平が13億人民を豊かにするなら、資本主義でも何でも使って、経済を発展させ続けた。その結果、今の中国の近代的生活となって、そこからはこのシルクロード映像中の貧しい中国人の姿は想像できない。

 中国「人民」が現共産党政府を評価してきたのはその点にある。これだけ豊かさをもたらしたのだから、香港のように文句は言えないと。ただ、功績は鄧小平路線にあるので、それを毛沢東にまで戻す習近平路線はどうなのか、という合理的考えはあるだろう。米中経済戦争の結果、それらが評価にさらされるかもしれない。

 ちなみに私は最近、狩野川台風のS33年(さらに20年前)のことだったら懐かしく感じた。

10/11/2019

防災に小さな改善しか出来ない

下記は災害列島に住む日本人には「小さな」改善にしかならない。家屋そのものは健全である、と言う前提での準備だ。

 これら直前に出来ることも必要だが、もっと必要「だった」ことは災害リスクの少ない家屋構造への改築、新築移築の場合はリスクの少ない宅地の選定。これらは災害リスクのハザードマップを見ればわかることだ。

 千葉の風災害もコンクリート造であれば問題なかった。広島の土砂災害もそうだ。広島の場合、土砂災害危険区域には住まないことだ。

 これら近年災害の教訓だけでも「長期的」な観点で改善すべきヒントは多い。災害列島に住んでいて、記憶する災害がわずか一ヶ月前の台風15号だけだというのも記憶力がなさ過ぎる。寺田寅彦師が「忘れた頃にやってくる」と言ったのは「忘れるから再度災害になる」と同意味だろう。
このウェブサイトについて
HEADLINES.YAHOO.CO.JP
台風19号が関東・東海に上陸する可能性が高まっています。 東京など大都市圏を含む広 - Yahoo!ニュース(ウェザーニュース)

10/02/2019

電力会社は株式会社として行動すべきではなかった

森山元助役との関係について岩根社長は「非常に恫喝をする方で担当者への厳しい恫喝が7年前から続いていた。そうした中で、森山氏を特別扱いをする必要があると考えてきた。原子力事業をするときに森山氏に反対されるとうまくいかないといったことを恐れて、深い関係になってきたのではないかと思う。それからは引き継ぎという形で続いてきた」と述べました。(関電岩根社長、NHKニュースより)

 公的な仕事をしているという認識がない。公務員だったら、仕事がうまくいく(便益が出る、利益になる)よりも公正な仕事かどうかが第一の行動基準となる。つまり、「うまくいかな」くても森山氏との関係を断つというほうを選ぶだろう。(もちろんだが、例外的に下級役人的態度で収賄をする役人もいるが)

 電力会社はいままでは総括原価方式で優遇されてきたので、公的機関だ。株式会社という名前を冠するだけで利益を期待する民間会社のビヘイビアを強いた方がおかしい。

 当然だが、電力自由化がなされたら、晴れて一人前の株式会社だ。

9/26/2019

価格表示は税込み総額だけで

本日、ある月刊誌を買ったら、定価は900円(本体833円)(〜9/30)とあり、並んでの価格表示で916円(本体833円)(10/1〜)と裏表紙に印刷されていた。
 今月号(11月号)は消費税増税(8→10%)をはさんだ期間で発売される。そこで上記の苦肉の表示になったのだろうが、たった一ヶ月のことだ。税込み価格で900円を変えないほうがよい。10/1からは本体価格を818円に値下げするのだ。
 消費者としては購買品にいくら消費税を払ったかは興味のないことだ。税込み価格で買うかどうかを決める。納めるべき消費税の計算は小売商が勝手にやればよい。
 「税金を正しく納めましょう」という税務署の国民教育の匂いがする。税金は消費税だけでなく、原価の人件費の給与にもかかっている。消費税だけそれをわざわざ表示する理由がわからない。

9/21/2019

税制がごみを増やす

中食が伸びているなか、持ち帰り(中食)が2%軽減税率では、さらにその傾向が助長される。店内飲食してもらえば必要のない持ち帰り用包装が余計にごみになるだけだ。

 このように税制が人々の行動に大きな影響を与えることを考えるべきだ。

 マクドナルドが考えている店内と持ち帰りを税込み同一価格とするのは、8%の税率持ち帰りには余分な包装代が入っているから本体価格が高くなり、税込みでは同じ価格になる、というのがこじつけの理由となるだろう。

9/15/2019

ロードプライシングとごみ有料化


ロードプライシングは道路の通行料金を建設費償還などに充当しようという有料道路の考えとは少し違う。和訳だと混雑料金。混雑を解消するために課金し不要不急交通を排除しようとする交通政策だ。

 ごみ有料化も同様の考えであるべきだ。一般廃棄物(産廃はもともと有料)処理は市町村の元々の事務だ(無料原則)。それが人口増とか生活水準の高度化でごみ収集量が処理施設の能力を超える場合、一時的にでもごみ量の排出抑制を図らなければならないので、課金して不要なごみの排出(発生)を抑えようとするものだ。市町村財政が逼迫しているから税の代わりに徴収する(一般の道路有料と同様)、というものではない。

 全国平均的にいうと、ごみの発生量は増加の傾向がおさまっている。景気が頭打ちなのと、3R(発生抑制、リサイクルなど)が徹底してきたからだ。だから、むしろ焼却設備などが整っている市町村では安定的な焼却とさらにはごみ発電などの収益が見込まれる場合は可燃ごみの抑制は必要ない。

 それでも大都市周辺の発展する市町ではその限りになく、一部ではごみ有料化が図られている。

 その場合、ごみの指定袋販売料金に課金されて、一枚百円程度のものまである(袋そのものの価格は十円程度)。わたしの疑問とするのはごみ有料化してなくても指定袋制度があり、それらの価格が少し高い(20円とか)ことだ。なぜ指定袋を使わなくてはならないのか?東京都では昔、焼却炉を傷めないためとして炭カル入り袋を指定した。しかし根拠がないことが指摘され、現在は袋は無指定で市販の半透明袋を使っている。もちろんだが、(有料)レジ袋も二回目のお役目として小出しの場合とか小袋として「リユース」される。収集の現場としては効率上なるべく大袋にまとめてほしいらしいので、小袋としての使用がよいだろう。

9/14/2019

風害では死者は出ない


台風15号の千葉県内被害は家屋損傷以外にこのような広域停電があるが、災害そのものでは死傷者が少なくて不幸中の幸いだった。強風で家屋は一部損壊したが、人的被害には至らなかった。

 台風による風水害と風と水とをまとめて表示するが、今回は風害だった。家屋などの財産被害は甚大だった。しかし、水害のように人命を失うことはなかったので、あとは復旧に望みがかけられる。停電中に健康被害がないような避難などの施策が求められる。

 もし、台風にも耐えられる家屋などの対策を求めるなら、沖縄などの耐台風建築、石垣などで囲う、究極はコンクリート造りにするしかない。房総半島(伊豆七島)は沖縄なみの地域なのかもしれない。

9/10/2019

鉄道運休もあわせた利用者移動計画も計画通りに

「計画運休」の意味は、鉄道は予め運休を計画するから、利用者はそれにあわせて旅行・移動計画を訂正してほしい、ということだろう。それをこの新幹線駅のように現場判断でよかれと勝手に変えられてしまっても(予期せぬ混乱を来し)かえって困る。

 なお、JR東など首都圏鉄道が今回の台風関係でギリギリ朝8時から再開、と計画するより、午前中までは運休を計画し、台風の動きで現場判断で早めの再開をする、というのが「会社出勤義務感」から自由になれてよかったのではないか。