9/15/2019
ロードプライシングとごみ有料化
ロードプライシングは道路の通行料金を建設費償還などに充当しようという有料道路の考えとは少し違う。和訳だと混雑料金。混雑を解消するために課金し不要不急交通を排除しようとする交通政策だ。
ごみ有料化も同様の考えであるべきだ。一般廃棄物(産廃はもともと有料)処理は市町村の元々の事務だ(無料原則)。それが人口増とか生活水準の高度化でごみ収集量が処理施設の能力を超える場合、一時的にでもごみ量の排出抑制を図らなければならないので、課金して不要なごみの排出(発生)を抑えようとするものだ。市町村財政が逼迫しているから税の代わりに徴収する(一般の道路有料と同様)、というものではない。
全国平均的にいうと、ごみの発生量は増加の傾向がおさまっている。景気が頭打ちなのと、3R(発生抑制、リサイクルなど)が徹底してきたからだ。だから、むしろ焼却設備などが整っている市町村では安定的な焼却とさらにはごみ発電などの収益が見込まれる場合は可燃ごみの抑制は必要ない。
それでも大都市周辺の発展する市町ではその限りになく、一部ではごみ有料化が図られている。
その場合、ごみの指定袋販売料金に課金されて、一枚百円程度のものまである(袋そのものの価格は十円程度)。わたしの疑問とするのはごみ有料化してなくても指定袋制度があり、それらの価格が少し高い(20円とか)ことだ。なぜ指定袋を使わなくてはならないのか?東京都では昔、焼却炉を傷めないためとして炭カル入り袋を指定した。しかし根拠がないことが指摘され、現在は袋は無指定で市販の半透明袋を使っている。もちろんだが、(有料)レジ袋も二回目のお役目として小出しの場合とか小袋として「リユース」される。収集の現場としては効率上なるべく大袋にまとめてほしいらしいので、小袋としての使用がよいだろう。
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