9/09/2026

気象庁の二つの試み

今年、気象庁は異常気象の警告で二つの試みを始めた。酷暑と災害警告区分だ。

酷暑については真夏日(30℃以上)、猛暑日(35℃以上)の上に酷暑日(40℃以上)を公募の上、4/17に発表、その酷暑日発現に備えた。しかし、今夏は昨年までほどは酷暑の地点と日はなかったようだ。正直「それほど暑くはなかった夏」だった。これは太平洋高気圧の位置が微妙に東方にずれた(エルニーニョ?)のと、台風15号の東方からの逆上陸後の大雨などと前線性降雨が続いたことが理由だろう。昨シーズンまでは夏の晴れの日が多かったから酷暑だったのだ。

その前線性豪雨だが、もう一つの災害警告区分のリニューアル(5/29から)の絶好のPRになった。最高のレベル5(特別警報)が千葉、北陸三県、伊豆諸島、愛知県と毎週のように続いた。全国各地なので、その地域の住民は警報に「危険」と「特別」を冠するとどのようなものになるのか身をもって知っただろう。今後はこの複雑な区分を最初から説明しなくて済む。ただ、単なる「警報」と「危険警報」「特別警報」の違い、順番がわかりづらい。警報にはそれ自身が注意報と違った危険の意味がある。

日本語の使い方の結末として考えられるのが、電車の急行の例だ。それより速い「特別急行」が特急として普通名詞化し、急行の区分はなくなったに等しい。

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