8/06/2018

Jun 8,2004 :現代日本の「パンとサーカス」


日本のいまはローマ帝国が衰亡する時代に似ている。

パンとサーカスにうつつを抜かし、ローマはローマであることを徐々に失っていき(塩野七生)、滅びた(ローマでなくなったから当然)のだが、日本も日本であることを急速に失いつつある。

国会内外での年金騒ぎは「パン」と似ている。年金のもとは掛け金と税金だから、払うべき掛け金、もらう年金額に手品のようなことはあり得ないのが、わからないらしい。
それより、自分の富の行方が関心の第一というのは、大国の市民として、豊かさを獲得した後の、末期的状況だ。

「サーカス」は小泉首相の「サプライズ」行動だ。政治が劇場化している。

「坂の上」に到達し、かつて「坂の上の雲」を目指した日本であったことを急速に失いつつある。

8/03/2018

Apr 11,2004 :アラブ交渉術を理解しない人々


三邦人解放予告のFAXが中東TV局に届いた。

誘拐直後、国内の声を一部代表し「自衛隊撤退しないと最初からなぜ言うのか?人質が殺されたらどうするのか?」と言った絶滅危惧政党党首がいた。

結果は、自衛隊撤退がなくても、解放されることになった。世の人々の言うことは、あとで検証したらよい。事実が正しさを証明してくれる。「殺す」という誘拐の効果を最大化する(誘拐犯にとってきわめて当たり前の)脅しにびっくりしただけなのだ。

アラブでは、買い物をするときなど、値引き交渉の駆け引きが大変だ(真剣に行われる)。小泉首相は今回の一種の駆け引きにおいて、「撤退しない」と、最初に条件を提示した。提示がいつまでも遅れたり、国内の議論に引っ張られて、提示条件がはっきりしないと、相手方はハードルをあげてくる。

小泉さんはアラブでの尊敬される取引者(買い物客)の資格がある。

もちろん、国内議論(自衛隊派遣の是非)を誘拐犯の力を借りて優位に進めようとすることは、日本国民の許すところではない。

8/01/2018

Mar 7,2004 :「罪作り」秘書給与制度


佐藤観樹前代議士が秘書給与詐取の疑いで逮捕された。

でも、一番悪いのは秘書給与制度を作った国会だ。秘書の給与だから、秘書個人に直接渡さなければおかしい。議員を経由したら、(金欠)議員のよこしまな出来心を誘発する。もらいすぎだから少し戻せとか、ほかの秘書(私設)とワークシェアリングだとか(本当は給与シェアリング)要求されたら、秘書にとって雇い主だから抵抗などできない。

働くのは議員のもとでも、給与は我々税金からだから、実は公務員なのだ。

お金を議員を通すのは、議員の潔白を試す、意地悪なテスト、ひっかけではないか。うがった見方で言えば、このテストを無事パスすれば、サバイバルできる議員といえるのだろう。

7/30/2018

Dec 9,2003 :怯めば思う壺


日本人二外交官が暗殺された。

テロリストは、日本国民が「怯む」ことをねらって、罪もない二人を殺した。

ここで、自衛隊の派遣を断念すれば、結果的に「怯んだ」ことになり、相手の「思う壺」になるわけだが、それでいいのだろうか?

テロリスト(の悪事)が日本の派遣反対派を勢いづけることになる。共闘だね。テロリストではなく「レジスタンス」であると位置づけた人もいる。いつ、サダムが好きになったのか?反米もホドホドにしないと。独仏もサダムを評価してはいない。

7/28/2018

Oct 18,2003 :藤井総裁解任は単純に


昨日、全国民注視のもと藤井総裁解任聴聞の手続きが行われた。藤井総裁のほうもいろいろと理屈はある。理屈を言い合ったら、白黒がはっきりしないだろう。

大臣が任命したときは、「ふさわしい」との考えでしたのだから、解任するときも(民営化の時期に)「ふさわしくない」(別のふさわしい人に代わってもらう)だけでよいのではないか?

解任理由を事細かに、解任されるものの人権に留意し、説明するのだが、それがかえって解任されるものの面子にさわる。

ここは、辞めてもらいます、の一言ですませればよかったのではないか?

7/26/2018

May 24,2003 :コメ支援は武器支援


韓国が北に40万トンのコメ支援を考えている。その際、飢餓の一般民衆に行き渡るようにと要請するという。

飢餓国民に支援米が行くはずはないと思うが、たとえ行ったとしても、同じことだ。

北の総食料に40万トンが加われば、その分、前に比べれば、余剰になる。韓国から行ったコメではなくても、玉突きで、余剰になった分を輸出すれば、武器を買う金になる、支援米の市場価格分。

似た話で、湾岸戦争の時、日本からの多額の分担金の使途について議論があった。戦争に直接使わせないと。でも、お金はコメ以上に天下の回りものだから、以上の理屈と同じで、(直接は関係していないから免罪されるという)自己満足以外の何でもない愚かな議論だ。

7/24/2018

May 20,2003 :東ティモールは独立して良かったのか?


東ティモールがインドネシアからの独立戦争の結果、新国家をスタートさせてから、ちょうど一年となる。

国がスタートしたばかりで多難だが、未だに経済不調で、国民の生活は以前よりも悪いという。

植民地の宗主国が蘭・葡と違い、宗教も回教・キリスト教の違いだけで、多民族を容認するインドネシアから独立するまでの理由があったのだろうか?

もともと経済的結びつきがある隣の大国と友好でなければ、経済はうまくはいかない。その意味では元の鞘に戻った方がよい。

だから実は、沖合の未開の石油資源が独立の真因だという。

旧ソ連も「悪の共産主義帝国」が70年も続いたのは、人々が働かなくても、石油などの国内資源の収入があてにできたからだという。

7/22/2018

May 16,2003 :天に唾する


北朝鮮のミサイル部品の90%が日本製だと、脱北技術者が語った。北朝鮮のミサイルは日本をねらう。だから、日本が日本を滅ぼすことになる。

日本はかつてのカルタゴのごとく滅びるだろう、このままでは。

国内の敵をあぶり出すことだ。国が滅びようとしているときに、基本的人権とやらの隠れ蓑で、脆弱な自由日本を危うくしてよいものだろうか?日本が滅びれば、権利とか何とか言っている場合ではない。

イラクを見てごらん。日本も1945年に学んだはずだ。

7/20/2018

May 15,2003 :隣の国の蜜がなくなる


有事法制が衆院の圧倒的多数で可決された。安保以来国を二分する問題だったが、隣の軍事大国、ならず者国家の現実に、日本国民も目覚めたのだ。

隣の国にしてみれば、日本国内の争いで、蜜を味わっていたのが、今後は日本が普通の国になる。

近隣諸国のコメントで、中国は「日本は引き続き専守防衛に徹して欲しい」とさ。軍事大国が何を言うか。

朝鮮半島の南北の国は、日本の数少ない有事法制に基本的人権の観点から絶対反対の社民党と同じコメント。基本的人権がない(少ない・・・南)国がよく言うよ。

7/18/2018

April 24,2003 :一イラク司令官の良識


イギリスBBCインタビューにイラク共和国防衛隊(元)司令官が答えていた。
「バグダッド市街戦を戦いたくなかった。破壊されるのは我々の財産だから。戦うなら市外だった」と。

比較されるのは、過去の中国兵だ。日中戦争での蒋介石軍は便衣兵(制服を脱ぎ捨て市民の振りをした一種のゲリラ)の方法で上海、南京などの市街を結果的に破壊し、市民虐殺の真因となったからだ。

便衣兵となるのは非戦闘員である市民を危険に陥れる恥ずべき行為だった。

毛沢東の人民の海・ゲリラ戦術はその類だ。ベトナムも。
日本は本土戦争(人民戦争)を避け、結果的に世界第二位の繁栄のもとにいる。