1/21/2009

支持が不支持に変わった理由を世論調査せよ

 ご祝儀支持率というのがある。ご祝儀相場が損得無関係に景気づけのために高値取引をするとあるのに類似して、政治家の就任当初は未知なものを(とりあえずは)支持する意味のようだ。米国ではあるのだろうか?オバマの支持者はずっと支持するように思えるし、不支持(のものも多いはずだ)の人は最後までずっと不支持だろう。政策が変われば支持不支持が変動するのは当然だ。
 安倍さん、福田さん、麻生さんの場合もご祝儀支持現象はあった。安倍さんと麻生さんの場合、とくに祝儀後の支持率下落が著しいように感じた。日本人の場合、本当に就任後未知なるものへの一時的な高支持だったのだろうか。両首相の場合は、「事前のイメージと実際が大きく異なった」と捉えたグループが多数だったのではないか。そのあたりを世論調査で調べてほしい。「当初支持していたのにいま支持しない理由は何ですか?」との質問を当該グループに。

1/20/2009

麻生首相は2011年の国政をも牛耳るのか?(消費税増税)

 麻生首相は提出を予定している税制関連法案の付則に2011年からの消費税増税の(予定)記述を入れたいらしい。景気対策給付金に2兆円もの埋蔵金を使うことの財政健全化への悪影響を心配してのことらしい。埋蔵金といっても、もともと国の資産だから、資産が減ることは純債務が増えることになる。埋蔵金が天から降ってくるわけではない。その意味では立派な考えだが・・・
 景気対策中に、将来といっても、増税の話をしたら、効果が台無しになる。心理的なものが大きいのだ。
 また、現在制定中の法律に将来の改訂の義務を書くのはおかしい。そのときの立法府のメンバーが決めることだ。消費税増税のための条件・・・景気が回復して行政改革ができて・・・がついているといっても、それもそのときの判断だろう。

1/19/2009

環境・安全は本予算で審議せよ(小沢代表へ)

 民主党小沢代表は二次補正予算に含まれる2兆円の定額給付金に反対し対案として「環境」「安全」に投資すべきとの考えを発表した。18日の党大会でのことだ。
 遅い。衆議院で二次補正が可決されてから言っても。
 「環境」「安全」には与党も投資の考えで、21年度本予算にも盛り込まれている。小沢代表がその投資が少ないというなら、本予算の審議時に主張すべきだ。「環境」「安全」は景気対策と言うより、継続施策だから、補正予算のそのときだけの投資にはなじまない。

1/16/2009

予算は終わり。政策論争は別に

 二次補正予算が衆議院で可決、参議院に送付された。参院多数を占める野党がこれをどう扱うかが焦点となっている。野党には不満な予算案だとしても、早く否決(否決すれば予算の衆院優先で原案通りとなる)すればよい。関連法案は予算執行に必要だから、60日みなし否決を待たずに、否決(衆院再可決させる)したらよい。野党の主張は旧年内に二次補正を審議、早く執行せよ、だったはずである。だから一二ヶ月遅れでも早いほうがよい。定額補給金の部分は反対なようだが、衆院多数の与党の案が結局は通ってしまう。予算は本予算だけでなく補正予算も含めて、与党政府案が修正なしで可決されるものだ(と理解した方がよい)。もちろん審議は必要だが。来るべき総選挙ではこの予算(補正、本予算)の是非を争点に戦われることになる。
 むしろ、公務員制度とか地方分権のこととか国の基本のことで争ってほしい。予算はこの経済危機で与野党だいたい同じ考えではないか。経済対策が不必要という政党はないはずだ。細かい差異はさておき、迅速性が求められるのである。

1/14/2009

需要確保と貧困者対策がごちゃまぜ

 100年に一度の経済危機に財政の出番となっている。混乱しているのは、財政の役割の二つの面の区別だ。
 ひとつは総需要確保のため公的需要追加の機能だ。公共事業がそれで、一時的に経済規模が過小となっているのを底上げし、通常規模の経済活動に戻し、あとは、市場の機能に任せる方法だ。ケインズ経済学だが、いまの状況にも有効だ。2兆円の定額給付金は財政からの国民への消費増加奨励の現金贈与そのものだ。一部が貯蓄されるので、効果は少ないが、需要確保に有効なのは間違いない。
 もうひとつは、経済危機に際してセーフティネットの構築のための財政だ。給付金は貧困者に、というのもその趣旨となる。あるいは、松浪もと政務官がばらまき給付金より雇用、医療関係へ、というのもこの趣旨かもしれない。
 以上の二つがごちゃ混ぜに主張されているから、混乱している。最初の機能だけでも、結局は経済が立て直されることにより迂遠なようだが、なによりも貧困者対策になることを理解すべきだ。

1/13/2009

景気対策給付金を雇用対策予算にはまわせない

 松浪健太衆議院議員(自民党)が定額給付金の2兆円の使い道を批判し、むしろ雇用、医療関係に回すべきだとして、二次補正案採決に棄権した。
 野党の言い方だ。野党は政府予算案に反対するため、何々の何億円をこれこれに代えて使うとこれだけの効果が得られる、と一部の差し替えを要求する。予算というのは、すべての必要な施策をバランスよく実施するため、最適に配分作業を経た後、提案される。その一部を差し替えるのなら、全面的に配分し直さないと、バランスがとれない。松浪議員の要求する「雇用」「医療」にもぎりぎりの折衝の末、必要最少限の予算がつけられている。全然つけてない、のではない。反対するのなら、定額給付金をゼロにすべきだ、あるいは別の方法で、という論理展開をしなければならない。定額給付金は全国民による消費を刺激する景気対策なのだから、景気対策になるほかの施策を。

1/11/2009

地方議会は要らない、が正しい

 テレ朝サンデープロジェクト1/11の「地方議会は変わるか」を見た。たしかに形骸化している都道府県・市町村議会は活動内容を合理化する必要はある。
 文痴は地方議会は必要ないと考える。三権分立は国の権力機構の話だ。地方には司法がないし、立法も厳密に言えば、条例制定は国の法制度の範囲内のことで、ないと言ってよい。問題は行政(首長)のチェックを、議会がない場合、どこで行うかだ。究極にはリコールがある。定常的には監査組織を有効・独立なものにする必要がある。行政から切り離すために、首長による任命でなく、独自に住民による選出方法を確立すればよい。何十人もの議員より、少数の監査委員の監視があればよいのだ。
 国の権限を分散する道州政府構想の場合は、立法機関がそれぞれに必要だ。州法を制定しなければならない。

1/07/2009

伊丹は廃港が正しい(橋下知事へ)

 大阪府橋下知事はかねてから関西国際空港の発展の阻害となっている伊丹空港を問題としてきた。伊丹~成田便が近畿から海外へのルートになって、関西空港の利用を低調にしているので、JAL、ANAに対し廃便を要求した。当然ながら二社は利用者の利便のためこの要求を拒否した。橋本知事の一本負けだ。
 文痴の考えは、狭い日本に国際ハブ空港はひとつでよい。もちろんだが、近隣東アジア各国の空港間とは全国各県の空港と結ぶ便があってよいしそうなっている。遠距離の北米とか欧州便は総便数が少ないので、関東地域(羽田も含む)に集約すべきだ。全国各空港からは成田、羽田と結び、乗り継げばよい。米国でもその意味で意味のあるハブ空港はニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、アトランタなど、また、欧州ではロンドン、パリ、フランクフルトなどに集約されているのではないか?むかし、イベリア航空(スペイン)で成田からバルセロナに飛んだことがあったが、いまは廃便となっている。上記のハブ空港から乗り継いだ方が便数などが多く便利だからだ。
 ただし、伊丹空港は国内線も分散し、関空の不便を来し効率化を妨げているから、「廃港」とすべきなのは言うまでもない。

1/04/2009

日本人の貧乏根性(道路渋滞が日常)

 ニュース番組で、Uターンラッシュによる道路渋滞を伝えていた。アナウンサーは「いつもの」渋滞が「戻ってきた」と。(「」内は実際は言っていないが、文痴にはそのように聞こえた)
 渋滞が日常でそれに戻ったことは喜ばしいのか?おまけに不景気の今、渋滞は吉兆だと。道路がいつも空いていること、が価値になる日本になってほしい。

1/02/2009

若い日本人は米国人になったのか

 紅白歌合戦を見たら、若い人の初めて聞く歌が過半を占めていた。それは文痴の歳のせいで仕方がないのだが、問題なのは、それらの歌の内容だった。メロディーが単調(まるでメロディなしの朗読に聞こえる)なのは前から何故だろうという意識があった。だが今回、歌詞も問題あることがわかった。
 詩としても駄作で、恋なら恋、別れなら別れに際し、ただ単にその気持ちを直接歌い上げるストレートなもので、詩作とはとても言えない。アメリカのカントリーなどもそうで、テネシーワルツの恋人を盗られたという歌詞などで、米国は多民族、直接表現でしか共通認識ができないのかと思っていたが、日本人もその様になったらしい。亡くなった大作詞家・阿久悠が嘆くだろう。
 文痴などの時代の歌詞は、地名が入っていた。地名は函館なら函館で単なる地名ではなく、その土地の情緒を伝えるものだ。心の表現も直接表すことはなく、比喩で間接的に分かるような言い方だった。
 日本人の若い層に、これらの共通理解事項(地名、比喩で認識が一致する)が無くなったとしか思えない。