ひと頃のアンチ巨人現象と似ている。放送されるのは巨人戦ばかりだから、野球ファンは巨人を応援するか相手チームか、にならざるを得ない。相手チームはそのたびに変わるからどこのチームのファンと言うより、アンチ巨人にならざるを得ない。
自民党とアンチ自民党に分かれている。特定の野党を支持するのではなく、自民党をやっつける党としてはどこが活躍できるだろうか、という立場だ。立民が日頃の支持は数パーセントなのに選挙となると十数パーセントを獲得するのはそれが理由だ。自民党にも浮動層も獲得するが割合は高くない。
アンチ巨人現象がなくなったのは、巨人戦以外の対戦が中継されるようになったからだ。政界でも野党同士の論戦が盛んになるとよい。つまり国会は政府への質問ばかりでなく、野党同士他党への討論も加えるべきだろう。
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