1/26/2018

新聞を信じては読まない、が正しい

 山本夏彦氏のコラムに「新聞は子供に読ませてはいけない」という趣旨のものがあった。善悪の判断がつく年齢までは新聞のウソを信じてしまうので危険だ、ということらしい。その新聞は戦前までの大衆紙だと思う。
 沖縄の米軍基地のフェンスに向かって反対運動をしている活動家に地元の人がその理由を聞いたところ「新聞を読んでいないのですか?」と真顔で諭されたという。地元紙(沖縄タイムスとか)を読んで駆け参じたというわけだ。
 内地でもそうだが、日本人には新聞をそのまま信ずる人が多すぎる。山本夏彦氏に言わせれば、子供のような大人だ。
 そのような愚昧な国民を「指導」しようとしているのが朝日新聞などで、このようなエリート意識は、かつて戦争で国を滅ぼした軍部と通じるものがある。これからの時代いっそ【新聞を信じない(読まない)】ことが民主主義を確実にすることだと考える。
 その点、トランプ大統領の唯一の貢献は、米国マスコミの伝えることだけでは真実がわからない、ということを世界に実証したことだ。既成メディアの選挙予測はことごとく外れた。それをそのまま報道した日本のマスコミも間違いを伝えたことになる。

0 件のコメント:

コメントを投稿