12/07/2010

現物支給福祉はやめよ(ワクチン無料化)

 小児用ワクチンの接種率が低い理由は何か、という番組を見ていて、タイトル名の「現物支給福祉」なる言葉を考え出した。低い理由の一つに高額の個人負担があり、だから、公費負担制度を導入すべきだという論調だった。
 ワクチンの強制接種の対象疾病は伝染病系で流行の恐れのあるものに限るべきだ。貧乏だから接種をしない、ということでは伝染病を駆逐できないから、公費負担で強制する。前にもコメントした子宮頸ガン
あるいは小児麻痺とかはワクチンとか予防接種をすれば罹患率が下がるが、接種なしでも必ずしも全員が罹るわけではない。接種時の副作用も低確率で覚悟しなければならない。費用も高額だ。だから、接種するかどうかはその個人あるいは家族の自己責任でよいのではないだろうか?
 自由と言っても貧困者は経済的に負担能力が少ないから、その費用も含めた生活保護なりが支給されている。生活保護費の範囲内で、接種を選択するかを決めたらよい。現物支給(無料接種)ということになれば、選択の自由がなくなるし、不必要になっても支給が無駄なまま永続してしまう、という市場経済に反することになりはしないか?

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