9/02/2009

八ツ場ダムは国と契約を結んだ(川原湯温泉の地元)

 群馬県の吾妻川に国土交通省が建設中の八ツ場ダムに対し、民主党のマニフェストでは建設中止となっている。ダム建設に必要な道路鉄道の付け替えはすでにおわり、水没予定の川原湯温泉などの移転も進み、ダム本体の工事を残すのみの「概略完成」の状態だ。ここで中止すると、関係都県など費用負担者への補償とか、周辺整備の今後の費用などの追加費用が残事業費より多くなると言う。つまり、やめる方が金がかかるのだ。
 地方のことは地方で決めるべきだ、と民主党も主張する。地元の群馬県のみならず、東京都、埼玉県など「中止には絶対反対」だから、地方重視なら中止はできない。
 ダム中止反対の地元代表である川原湯温泉の経営者がつぎの名言を吐いていた。「地元の個人個人は国と契約を結んだのであって、党と結んだのではない」(政権党が代わったのは国内部の都合だろう)。民主党には国の責任として、このことに当たって欲しい。

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