5/24/2009

韓国前大統領の自殺の理由

 韓国の盧武鉉前大統領が自殺した。政敵の李明博大統領政権下で、大統領時代の金銭疑惑を捜査されていた。死者にむち打つことは避けなければならないが、相手は公的人物の最たる者だから、理由ははっきりさせなければならない。疑惑に何らかの根拠があり、いまでも残る政治力へのダメージを結果的に避ける意味もあったのではないか。少なくとも当局の圧力に負けそうになったからではない。かりにも大統領になったほどの政治家だから、そんなに心が弱くはない。
 日本でも、新井衆議院議員、松岡農水大臣の自殺の例があったが、いずれも政治的な敗北から逃げるためだったと思われる。
 韓国の野党ウリ党など故盧武鉉氏の支持者から現政権への恨みの声が聞こえるが、むしろ、盧氏は前政権腐敗の証拠を道連れにしてくれたのだと理解すべきだ。

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