5/11/2009

高速道路渋滞の主原因は日帰り交通

 1000円高速効果でGWの高速道路は例年になく渋滞が多かったと、総括されている。ここで、渋滞の原因についての通念がおかしい点を、列挙したい。
・高速道路の渋滞の主犯は日帰り交通だ。一日につき一往復の交通量の発生となる。多そうに言われる泊まり交通は日帰りより少ない上に、交通密度としてはそれを日数で除したものにしかならないからだ。証拠は、晴天の行楽日和の日は、連休のどの日かに関わらず、朝夕とも渋滞必至だった。高速道路の整備により、たいていの観光地は日帰りが可能となった。日帰りのほうが安上がりだ。GWの長丁場の休みでは、退屈しのぎにあるいは子供にせがまれて、一日ぐらいは日帰り遠出をしてみようという気になる。この「ぐらい」が積み重なって大渋滞になるのだ。
・今年みたいに長日(4日、3泊以上)連休だと、泊まり行楽(ほとんどは二泊以下)への(からの)交通が分散して、渋滞が平準化する。その場合とくに帰りのピークは、長日の行楽疲れを自宅で解消するため、連休最終日とはならない。ことしは、5/6の最終日は天気が悪かったので日帰り交通もなく、渋滞がほとんどなかった。5/5の深夜まで渋滞が続いたのは、最終日の自宅休養を期待してのことだ。
 以上は鉄道、航空には適用されない法則のようだ。

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