12/08/2008

電話世論調査の偏り(麻生内閣支持率下落)

 麻生内閣の支持率が20%近くにまで低下した。各社の世論調査がほぼ同じ数字なので、いつもは指摘される設問等の違いが影響しているのではなく、真実なのだろう。
 しかし、すべての調査に共通するのが、(固定)電話にアットランダムにかけ、調査に応じる相手のみの集計だという。若者は携帯文化だから、固定電話を持たない。とくに派遣労働者は求職に携帯が必須だから、固定はもてない。だから麻生さん支持のアキバ系が集計に入っていない可能性が高い。固定電話に出ることが多いのは主婦とか老人だろう。とくに老人は厚生労働省に怒っている。ときの政権に怒っているのであって、たまたま麻生さんだったのかもしれない。老人は長期的な医療制度の確立に関心がない(正確に言うと長期に利害関係を持てない)ので、その場しのぎの政策を要求するものだ。将来がある若い人はそうはいかないから、年齢階層別に分布した調査をやり直すべきだ。費用と手間がかかっても。電話のほうが随時、迅速に出来るから、という理屈は成り立たない。間違えの調査を迅速にされる方が困る。
 固定電話は少数派になっているし、前に文痴が書いたが、固定電話からすべての災厄が始まる。

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