10/02/2008

消防は個室ビデオ店を利用したか?

 大阪みなみの個室ビデオ店での多数焼死事件は悲惨だった。第一原因者は放火した犯人だが、第二原因の店の防火体制不備が焼死者多数発生の主原因だ。不特定多数が集まるこの種の店の防火体制は消防当局の監督にあるが、火事が悲惨になる原因はこの防火体制が的確でないことにある。
 大阪の消防責任者は、現消防法ではこの種の店の指導は出来なかった、国の消防(総務省消防庁)に問い合わせてみたいと、会見した。役人の逃げだ。法律を守っていれば、公務員は安泰だが、それでは国民の命が守れない。都市は発展する。様々な建物ができ、それが刻々と変わる目的のために使われる。防火体制指導もそれに即座にあわせる必要がある。事件が起きてから検討する、いわば「モグラたたき」的な後追いをしていては公務にならない。消防も、関連する警察その他監督部局もこれらの変化を迅速に把握する必要がある。そのうえでどのような問題点があるか、という想像力の勝負となる。まずは現場把握だが、自らが身分を隠し、一夜の利用をしてみることも必要でないか?

0 件のコメント:

コメントを投稿