「ますます多くの人々にとって、変化という概念は、自分が居住する国を変えるということであって、自分の国の政府を変えるということではなくなっている」(本書より)
EUの域内(シェンゲン協定)にせよ、域外から(難民移民)にせよ、人の移動が自由になると、移動された国のほうが空っぽになる、という危機を考えさせられた。移動する人たちはその国では優秀な部類に入るだろう。そうだと、残されたそれらの国の行く末が成り立たなくなる。
国民は国を捨てることにより個人としては幸福になるのだろうが、残された国は不幸になる。
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