4/21/2019

紙幣が脱税を助長する

タンス預金の動機は安全に資産を保蔵することだ(記事より)

 家のタンス(金庫だろう)に多額の現金を保蔵するのは安全ではない。強盗などの現金ねらいに脆弱だ。預金通帳などを盗んでも足がつくから、現金は泥棒がもっとも好きだ。

 現金で保蔵する動機のほとんどは脱税だ。政府紙幣が脱税を助長する、大いなる矛盾だ。マルサもガサ入れで現金(金も、昔は無記名の債券)を見つけ、脱税を告発する。

 紙幣を発行し続けることが不可避なら、それを政府のデジタル通貨の預かり証扱いにしたらどうか?支払いの度に紙幣番号で移転をネットで記録する方式だ。そうなれば、タンス預金のほとんどは解消され、現金強盗(足がつくようになる)もなくなりキャッシュレスがさらに進むだろう。現金で持っていても利息が、わずかであっても、全く付かない。

 ジンバブエに入国したとき、審査官は入国税の支払いドル紙幣の番号を記録していた。たぶん着服防止のためだが、お釣りがでないようにきっかりの紙幣でそろえないとやっかいとなる。

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