11/08/2018

多様な議員がいてこそ議会だ

史上初の快挙を成し遂げた勝者を数多く誕生させました。(ブログより)

 この安田氏の「トランプ負けてよかった」結論より、大切な観点がある。文中紹介されているとおり、女性(若者)、マイノリティ、L候補が当選したのは各選挙区の有権者の判断であるが、これら各層に国民母集団に比例して少ない議員数しかいない状況が改善されたのは自然なことではないだろうか。

 更に言いたいのは、下院議員だけでも400人を超す数となっていて、それらがワシントン既成政界の白人男性層だけだったら、折角それだけいる議員数の意味がない。民主党も共和党も国民各層からの多様な議員を集めて議論し、政策を決めていくことが議会の本質だと思う。その意味で、異色な議員が数多くでることは良いことだ。

 日本に対比してみるに、自民党のように多様な意見を持つ議員を抱える政治勢力の方が健全で発展性がある。旧民主党もいまは四分五裂しているが、これも多様性の現れだ。願わくは自民党のように多様な意見を戦わせて最後はまとめていくガバナンスを回復できればと思う。その他の少数精鋭だけでよいとする政党は議会の一部としての存在価値はあるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿