11/23/2018

武力で獲られたものは武力で獲りもどすしかない

尖閣諸島は第二次大戦の結果、沖縄県の一部として日本の領土として残された。いま中国が領有権を主張していて、国際的には紛争地扱いだ。日本政府は歴史的、国際法的に領有権の正当性を主張しているが、中国は聞く耳を持たずに、隙あらば武力で実効支配を日本から奪い取ろうとしている。

 実効支配したもの勝ちだ。北方領土も同じで、終戦間際にソ連がどさくさで実効支配を確立したに過ぎない。今のロシアは日本が実効支配を武力で取り戻すことを一番恐れている。それが局地戦で終わるなら、補給距離が圧倒的に短い日本が戦術的には優位にある。だから、プーチンは北方四島に地対艦ミサイルなど防衛装備をあわてて配備したのだろう。

 日本が理屈をこねて一島でも取り返そうとしているが、そんなものには口先で拒否し続けることは簡単だ。武力こそ脅威で、それを日本がはなから使う意思がないことをロシア、そして中国も知って安心している。米軍がいなくなれば、さらに都合がよい。

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