9/04/2018

鉄道が止まったら外出できない、という運休効果

今年最強の台風21号が関西に接近している。午前中は室戸岬沖を北上中だ。大阪でも雨が降り始めた段階で、なぜ鉄道は運休ないし運休予告をするのだろうか?

 鉄道は異常気象による運行停止基準がある。大雨と強風だが、前者には鉄道の盛り土と土の斜面が崩壊する危険、後者には車両の転覆を恐れてのことだ。実際に危険な数値を検出してからストップすればよいし、都市部では比較的安全な高架区間が多い。でも鉄道が運休ないしその恐れがあること(気象状況)を沿線住民にPRする効果は大きい。鉄道が動かなければ、外出をあきらめるかもしれない。

 災害には避難が有効だが、その前に不要な外出は控える、という対処がある。外出する人が減れば、運行本数を減らせる。そうなると、いざストップしたときに過密ダイヤだとありがちな駅間で停車という危険もなくなる。そのようにして鉄道運行管理者は全面運休へと導くのだろう。
NEWS.TV-ASAHI.CO.JP
 JR西日本では、京阪神エリアで在来線が4日正午ごろまでにすべて運休する見通しです。JR大阪駅から報告です。  (佐藤修平アナウンサー報告)  現在、午前6時前を回って利用客の数も増えてきていますが、特に混乱し....

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