9/24/2018

この冬に向け道民はリスク評価で決断を

リスクを評価する、というのは難しいようだが、リスクはゼロにはならないので、どのリスクを甘受するか、ということになる。

 原発の事故リスクはどのように対策してもゼロにはならない。事前の想定を超えるハザードが襲う確率はゼロにはならない(想定外だから)。火力発電所の耐震性能を上げればよかった、という議論があるが、地震の計画加速度が何百ガルだとしてもそれを上回る確率はゼロではない。

 だから、原発も火力も止まる確率を考えたうえで、どのようにそれらを組み合わせれば損害最小になるかが「リスク評価」となる。つまり持てる電力資源でもって損害確率を最小にする。

 「持てる」のなかに2011年3月までは稼働していた泊原発も入る。もちろん、完成間近の石狩湾新港LNG火力と震度6強未満だったら耐えられる苫東厚真石炭火力も。それらが北海道民の「持てる」資産だ。それ以上でも以下でもない。さて道民の皆さん、どうする?
泊再稼働で得られる207万KWはこうした状況を完全に改善します。「危険だ危険だ」の声はもっともですが、1年ないし数年の再稼働で起こりうる危険の確率と上記の危険性・蓋然性を考えれば、解決策は自明のこと、阻害要因は政治的なことだけです。(一道民)
 原発を動かすにも動かさないのにもリスクがある。日本人に必要なのはこのリスクを比較することだ(リスク評価)。
AGORA-WEB.JP
私は元陸自医官で北部方面衛生隊長の後、静岡県の自衛隊富士病院を最後に10年前に退官、その後、北海道三笠市立病院で勤務しております。三笠に決めたのは十勝岳方面の山スキーに遊びに行くのに便利が良いからです。 ...

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