7/17/2015

昔天皇いま首相の決断にかかっている

 新国立競技場のデザイン変更可否について世論が沸騰している。事業関係者もそれをみて、決断ができない手詰まりの状態になっている。こういうとき日本が陥りやすいのが、「仕方なく」失敗の道を選択せざるを得なくなることだ。
 太平洋戦争の開戦時、積極的に戦争を望んでいた勢力はなかった。補給が続かず、長期戦になったら敗北必至は誰の目にも明らかだったからだ。最高権威者の天皇が御前会議で「考え直すように」とご聖断(立憲君主制なので断ずることはできないから示唆でよい)すれば戦争とは別の歴史となったであろう。
 今回は天皇を持ち出すまでもなく、戦前より権限が強力となった首相が決断すれば、議院内閣制のもと最適計画への道を始めることができる。

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