7/20/2015

8万人収容だから建築費がかさむ

 新国立競技場のバカ高い工事費が国民の拒否感情を生んでいる。当初のザハ案の巨大アーチ構造が主な原因とされているが、8万人収容の観客席規模も関係するだろう。IOCもコスト削減五輪に舵を切っているので、規模を縮小すべきだ。
 8万人の根拠は、サッカーのワールドカップを再招致したときの、決勝戦競技場の基準だけという。日韓ワールドカップの決勝戦は横浜スタジアム(7万人収容)でだったが、6万人規模が要求されていた。それがその後8万人に増加されているのだ。
 第一に、サッカーのワールドカップに立候補していないし、その可能性を残すことをいまなぜ決めなければならないのだろうか?第二に、サッカーはできるだけ専用スタジアムで、陸上のトラックを隔てずに選手とともに熱狂を感じたい。第三に、サッカー大国と違い、日本は通常はサッカー観客が8万人も集まることはない。
 そのほか、コンサートなどの室内イベントも企画できるようになど、多目的は無目的になりやすい。つまり、多目的を目指す貧乏根性でさらに貧乏になる典型ではないのか?

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