11/13/2013

すばらしい日本の技術なら核のゴミ対策もできる

 小泉元首相の原発ゼロ発言は「即ゼロ」だという。再稼働を申請している停止原発もそのまま廃炉だ。理由として、政治が決断して原発ゼロの方向性を示せば、日本の技術はすばらしいから、原発代替の再生可能エネルギーによる発電が可能となるからだそうだ。
 そんなにすばらしいなら、核のゴミのネックとしている10万年も管理しなければならないことについて、解決策が見つかるのではないか?たとえば、超長期半減期の核種(プルトニウム239など)を分裂させ数百年半減期の核種に変換させる、など。さらには地層処分が不安なら、地上のプールで常時監視して保管するとか、モンゴルなどの安定地層の国に処分を依頼するとか。
 代替エネルギー発電は既存の大規模水力を除けば現状でシェアは1%以下だ。これを原発代替に30%程度にするには「すばらしい日本の技術」をもってしても不可能だ。これだけのシェアになると時間平準化のための莫大な蓄電池設備が必要だ。揚水発電にはその機能があるが、そんなに立地場所があるわけでない。
 どちらが困難性が少ないかと言えば、核燃料サイクルと高レベル核廃棄物処分技術の組み合わせで解決する方だろう。こちらは実用化の一歩手前に来ている。再生可能エネルギーの方は先進国・ドイツでも苦労している。

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