11/16/2013

料理の味は「事後評価」にまかせるべき

 日本人がホテルなりの高級レストラン(割烹)に行って食事をする目的はいろいろだ。その一番大きな部分は店の雰囲気とか洗練されたサービスではなかろうか?もちろん味はまずくはないだろうが、とびきり美味かどうかはあまり問わない。それほど舌が肥えているわけではない。庶民は超高級店の味の比較などできるほど経験していない。
 いま、それらの店の料理の食材に偽装があったとして問題になっている。メニューにはウソを書いてあったわけだが、メニューのお品書きで選択したかどうかは、高い料金を払った理由のほんの一部にしか過ぎないだろう。
 ウソ食材でも、食事後はクレームなく帰ったわけだから、まあまあ満足したに違いない。食事のうまさはたいしたことがなかったにしても、全体の評価として。(いままでの経験から)「比較しておかしい」と感じたら、すぐに問い詰めるなりすれば、その場で解決する問題だ。
 この手のトラブルは「事後評価」に任せたらどうか?いま、ウソが次々とばれている。信用をなくしたわけだから、次からは客はその店に行かないだけだ。それが商売の信用というものだ。「事前規制」が必要なのは健康上問題のある食材の場合だけだ。

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