11/07/2013

安易な道を選ぶ政治の責任は重い(三例)

 政治に安易な道を選んでいると、後で困ることになる(なっている)。
 非核三原則というのがあった。「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず」になっているが、当初は二原則の「もたず、つくらず」だけではなかたのか?米軍の核の傘にはいることが冷戦期の国防の大前提だから、米軍が核兵器を持ち込むかどうかは日本国の決められるところではない。当時の佐藤内閣が国会を安易に通過させるために選んだ方便だと思う。いまになって困ったことになっている。
 同様に、武器輸出三原則も最初は共産圏国家向け禁止だけだったが、三木内閣のとき対全世界になってしまった。
 菅内閣のとき福島汚染地域の除染基準は社会的に面倒のない数字の1mSv/年の下限値に決められてしまった。いま、その除染費用の莫大さに困惑している。いずれ、20ミリに引き上げるのだろうが、かえって面倒になるであろう。

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