6/11/2013

ブタ積みを増やして効果がないことがわかっているのか日銀

黒田日銀が金融緩和策として唯一やっているのが量的緩和策で、それは市中に流通している国債を購入する代金をマネタリーベース(各銀行の日銀当座預金)として積み増していることだ。この預金を銀行が取り崩して融資しなければ実際に出回る「円」(マネーストック)が増えず、インフレ目標が達成できない。

マネタリーベースはその需要より少なくては金融緩和にならないが、必要量以上いくら積みましても効果が全く期待できない「ブタ積み」となってしまう。

1本目の矢の金融緩和は必要条件なのであって、それだけで物価目標2%を達成できるわけでない。2本目3本目の矢が重要だ。それら本命策が本格化していない現在、期待だけで上がった株価が調整局面に入ったのは当然のことだ。

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