2/25/2012

放射線の恐怖はあるとしても全国で分かち合うべき

被災地の可燃性瓦礫を全国で分担して焼却処理する「美談」を拒否する日本人が多い。
 日本国政府が定める焼却灰の放射性セシウム濃度基準(ベクレル)をクリアしてもダメだという。その基準にしても、広島長崎の疫学的知見からの年100mSvの安全基準を大幅に厳しくして、当初は20ミリだったものを5ミリに更に厳しくしたものだ。さらには、医学的に評価されるべきはそれらの積算線量(年間値)ではなく、瞬間線量(強度、時間値)だと言う。それは100mSv/時だというから、年間の時間数(8,760)倍も違う。だから、100/5*8,760=約20万倍も厳しくなっているのだ。
 そこで、反対の住民が持ち出したダメにする屁理屈は、政府の言うことはまずは信用できないし、よくわかっていない現状では、ゴミの全国での分担焼却は放射性物質を拡散することになるから、というものだ。
 違うと思う。よくわからないと思うなら、その「危険性」(恐怖・・だけかもしれない)を福島の住民と分かち合うのが、震災時発揮された「絆」であり諸外国から称賛された「日本人同士の思いやり」なのではないか。

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