8/13/2009

靖国参拝議論は国内のみで

 麻生首相は8/15に靖国神社参拝をしない意向で、「最も政治やマスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ。もっと静かに祈る場所だ」と述べた。首相は、平成18年に新聞の投稿などで靖国神社の非宗教法人化を提唱したことがある。この際、「政教分離の原則に照らし一抹でも疑いが残る限り、皇族方や首相、閣僚の参拝が安定しない。無理に参るとその行為自体が靖国を政治化している。靖国を政治から無限に遠ざけねばならない」と訴えていた。
 以上は8/12のニュースの内容だ。文痴は以上の争点はいずれも国内(のみ)で論争のある点を勘案していることから是としたい。非宗教化するのはこの問題の隘路打開への有力案だ。
 問題なのは、国内議論を飛び出し、中韓両国の圧力に負けて参拝しない、という理屈だ。鳩山次期首相候補は「A級戦犯が合祀されている(理由)から参拝しない」と言っている。この理由だと国内では終戦直後は「A級戦犯といえど、戦死(法務死)すれば英霊となって靖国神社に祀られるべきだ」という圧倒的な国民合意を無視するもので、その後の外国の圧力に屈した形になってしまう。

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