8/10/2009

野党を目指す政党のマニフェストとは

 マニフェストは政権公約のことだ。政権選択の衆院選で当選すれば過半数になる候補者を擁立していなければ、単独では政権をとる可能性はない。次期衆院選で可能性があるのは自民党、民主党、日本共産党(各小選挙区に擁立してきた)と(泡沫かもしれないが)幸福実現党の四党のみだ。他の弱小政党は政権公約という意味のマニフェストを出す意味がない。かろうじて公明党は自公連立で政権を目指すので、自民党のマニフェストを少し変更させる、という意味はある。
 他の社民党、国民新党、日本新党、みんなの党、平沼新党などは選挙後どこの党と連立を組むかを事前に明らかにし、その党との協議で自党のマニフェストの位置づけをしないのであれば、投票する意味がなくなる。はじめから野党になる宿命だったら、マニフェストは完全に空文となるだろう。与党が少しは配慮し、政策化してくれる可能性はゼロだ。

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