4/19/2009

金持ちが使えば貧乏人が助かる

 21年度追加経済対策の議論が盛んだ。総額15兆円の規模だが、そのうちのエコ家電、環境対策車の購入補助策が金持ち優遇だというおかしな議論がまた出てきた。たしかにそれらの比較的高額商品を買う余裕のない貧困層もいる。しかし、昨年度の定額給付金の議論のときにもあったが、当初目的の「生活対策」というより「経済対策」の目的が大きくなったことを忘れている。金持ちが消費する→経済が活発となる→職が確保される→貧困層が助かる、の経済対策の流れが理解できない人がいる。
 昨年の議論は、原油原材料高の対策として生活支援の考えがあったことは確かだが、社会の安定のためには、経済を活発にする基本が第一だということだ。日々の暮らしのためにお金を支給するより、お金を稼げる職を確保してやることがよりよいことは誰でもわかるだろう。

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