4/09/2009

お金も食料もポイントもすべて同じ

 前に文痴は、日本政府が湾岸戦争イラク多国籍軍に何千億を供出するときに、戦争の費用以外に使ってくれと注文を出したのを嗤った。お金に色はついていないから、フセインのイラクは日本を敵視することに変わりない。また、北朝鮮の飢餓の民のための食料援助はいいだろう、と言う議論があったが、食料もお金と同じだ。今まで食料に回していたお金を核・ミサイルのほうに回せる。
 今回、政府が21年度補正予算を組むことにし、その構想が昨日発表になった。その中に上述と同じ誤りが相変わらず見られる。地デジTVなどを購入すると政府発行のポイントがもらえ、そのポイントで、環境対応の別の家電製品を買うことができる。経済対策と環境対策をあわせた名案だとしている。
 ポイントもお金と同じだ。もともと環境対応の家電製品を買う予定であれば(多分そうであろう)、そのお金をほかの支出に回すことができるから、結果はポイントでなんでも買える、ということになる。

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