4/09/2008

メタンハイドレートも温暖化ガスに

(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が日本近海の深海底からシャーベット状のメタンハイドレートを産出する実験に成功した。次世代エネルギー源として歓迎されている。

しかし、メタンは炭素と水素の化合物でエネルギー源として取り出せば、二酸化炭素の純増因となってしまう。
そもそも地球は地質年代を通じて最近数億年の間にも大気中の二酸化炭素の濃度が大変動してきた。濃度が高い時代は、数千PPM(数%)と現在の数百PPMの十倍以上だった。今世紀の100PPM増ぐらいで大騒ぎしているのとは桁が違う。その時代の空気中の炭素がいまどこに行ったかは大きな謎だが、石炭石油の化石燃料となって地中に閉じこめられたのも一部だと言われている。メタンハイドレートもその生成メカニズムは未知だが、結果的に炭素が海底に固定され、大気中の二酸化炭素の減少につながっている。石炭、石油と同じなのだ。

ちなみに、二酸化炭素濃度が最大の時は地球温暖化が進み、恐竜全盛で、ほ乳類も進化し、その後の人類誕生につながる流れとなった。地球温暖化が生物の進化をもたらしたと言っても間違いない。

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