4/21/2015

一帯一路は世界的な景気対策事業だ

 中国習主席の提唱する一帯一路とは現代版のシルクロード(一帯)と海のシルクロード(一路)を意味するらしい。しかし、必要ないのではないか?
 陸のシルクロードはシベリア鉄道がある。東アジアと欧州をつなぐのなら、比較的短距離になる北側ルートの同鉄道が有利だ。運行管理が非効率なので改善を要する。
 海のシルクロードはマラッカ、スエズ経由ですでに整備されている。マラッカ海峡に海賊などの難点があるなら少し遠回りのロンボク海峡経由もある。さらには、地球温暖化の副産物として最短となる北極海航路が開発されつつある。
 中国はリーマンショック後の世界的経済落ち込みに莫大な公共投資を実施してきた。その実施体制遺産、勢いを一帯一路へ再活用したいのだろう。無駄なもので景気浮揚を図ろうとしているのだろう。

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