12/24/2013

すべての国への武器禁輸は当時から理由がない

 南スーダンに派遣されている陸上自衛隊から国連を経由して同国で活動中の韓国軍に小銃銃弾が提供されることになった。武器輸出三原則に抵触するかどうかの議論を経て官房長官談話で問題ない、とされたものだ。
 武器禁輸については共産圏とか紛争当事国などが対象だったものが、三木内閣の時にすべての国に対して禁輸となったものだ。その真意は分からないが、「せめて日本が武器を他国に輸出しなければ、世界平和への一歩になるのではないか」との願望なのかもしれない。しかし、日本以外の国々にその考えが広まらなければ、徒労に終わるし、武器があっての平和、ということもあるから、その他の弊害を考えても、この拡大禁輸は合理的ではなかった。三木内閣は国会対策上、その場を凌ぐことで拡大したのかもしれない。こういうのを「劣化した政治」というのではないか?

0 件のコメント:

コメントを投稿