3/08/2013

シェールガスで安くなったとき電気料金を下げればよい

各電力会社で家庭用電気料金の値上げ申請がなされている。認可する経産省では、国民各界の意見を聴取し、値上げ幅の圧縮ができないかの作業中だ。生活が困るから、というのは意見とは言えない。そもそも原発を停止してから、化石燃料の輸入が増加し、タイトになった市況から単価がアップしたのが値上げの主たる原因だ。

少しまっとうな意見で、米国などでシェールガスが開発中なので、その単価の安い天然ガスを輸入することで値上げ幅を圧縮せよ、というのがある。でも現在はそのシェールガスは米国内で使用されるのみで、輸出体制にはなっていない。ましてや、単価がいくらになるかは未定だ。

いま、各電力会社では燃料費調整制度というのを導入している。値動きの激しい原油、LNG、石炭の値動きに応じて電気料金を調整するものだ。シェールガスについても将来導入されて燃料費が下がることがあれば、そのときにはこの調整制度を使って値下げをすることにし、いまはシェールガスを前提としない料金でいくしかないだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿