2/16/2013

原発事故には避難し、それには補償すればよい

NHKスペシャル「どうするエネルギー政策」を見ている。

コメンテーターの一人が言っていたが、比較すべき政策のリスク評価の観点が日本人には少ない。原子力規制委員会が安全性を確認したと言っても、絶対安全にはならない。その点を原発反対の人は突く。そんなことを言っていたら、ほかのエネルギーも絶対安全ではない。原発反対の人は安全性と言うより好き嫌いで反対しているに過ぎない。

ただ、原発の場合、国策民営で進められたように、電力会社がすべてのリスクをとるようになっていないところが問題だ。少ないリスクの解決方法は事故が起こった場合の経済的補償だ。電力会社がその金銭的負担をとるリスクが比較して不利だと考えれば、その発電方法は企業の判断として採用されない。それが市場経済体制での唯一の解決方法だ。

原発の事故の最後の対策は避難だ。避難にも経済的に補償すれば済むことではないだろうか?
フランスの原発地元では住民は「事故の時は避難すればよい」と理解していると聞いている。

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